ND総括と新型Bロマ
恐らく過去最高クラスの好成績を叩き出したBロマノフ(15弾ver)
まず今のNDだが、割合はこんなところか
35%ネクラコントロール
15%ラッカ超次元ビート
10%赤白速攻
10%MRC
10%ドロマーコントロール
10%ライゾウ
その他有象無象
とにかくネクラコンが多かった。
1週間前あたりは60%くらいネクラコンだったような気がするが、それに対抗するかのように有利デッキとしてマッドネス搭載のラッカ超次元が台頭。
いい感じに環境が循環しているだろう。
ただそれでも多いのは変わらない。
メタの中心はネクラコンであり、ネクラコンを制するものが試合を制すかのようなランクマッチである。
そんな状況で導き出したデッキが、上記レシピのBロマノフ。
5連勝→1敗→8連勝くらいの奇跡のような勝率で一気にマスターまで駆け上ることのできたこのデッキを浅く解説しようと思う。あまり試行回数が足りないもので…
まずこのBロマだが、メインプランが最速Bロマではなくなった。
環境がコントロール一色に染まった為、以前のライゾウに怯えるような速さは必要ないのだ。
平均決着ターン数が14弾は5~7ターンだったのに対し、今環境から平気で10ターン以上粘り強く戦うデッキが増えた。
ということはつまり最速Bロマを狙わずとも十分勝つことが出来る環境。
そしてサイキックが極端に多い環境、ということを念頭に次の解説を見てもらいたい。
・デッキ解説
デスマーチ×4
毎度の如くとんでもない活躍をするデスマーチ。
今回のデッキだと墓地進化、マナ進化のような進化元をバトルゾーン以外から供給できる進化クリーチャーのほか、通常進化のクリーチャーも多い。
その為1コストの進化元としてもかなりの活躍をしてくれた。
今の環境であれば超次元ビートのヤヌスを上から殴れたり、速攻のカゲキリをブロックできたりと色々優秀な点が多い。
ジェニーダーツ低コスト狙いのデコイとしても使える。
また、スカルムーンと組むと思わぬシナジーが発生する場合がある。
進化設計図×4
従来レシピよりますます進化の数が増え、このカードの期待値はどんどん跳ね上がっていく。
メインの妨害がジェニーダーツによるハンデスを主とするネクラコンにとって、このカードで手札を無限に増やされるのは相当厳しいものがあるだろう。
そのうちナーフされるのではないかとビビっている1枚。
ただでさえBロマに対する風当たりが強い運営なので、本当にありえるかも。
ダークライフ×4
最強の初動…なのだが、どうもこの構築ではめくる二枚が両方とも呪文のことが多いように感じる。
後述のリーフストームトラップ等を採用した影響でクリーチャー枚数が少なくなっており、Bロマやデスマーチを出したいときにスカるとプランが大幅に崩れる為厄介極まりない。
ただそれでも、きっちり仕事をした時の働きは凄まじいものがある。
腐ってもマナ加速であり、ギガヴォルに繋げられるというだけでも及第点はあるのかもしれない。
ボーン踊りチャージャー×4
非常に優秀なカードだが、クリーチャー比率を増やしたい今の現状だと1枚くらい他のカードに変えてもいいかもしれない。
後半に引くとグレイトフルデッド着地後でなければほぼノイズになるというのが辛いところである。
デスサークル×2
もしボーン踊りを一枠削るならこのカードになるかも…という具合。
まずトリガーのクリーチャー。それだけでも十分だが、なんと除去可能。
しかも墓地肥しを同時にこなし、すぐにデスマーチを召喚可能にしてくれる手際の良さ。
この相手が選ぶというのもいい具合に環境にマッチしており、アンタッチャブルやディアボロスなどの選択拒否に対しても除去が通ってしまう。
思った以上に強力だな、と感じたカードだった。
リーフストームトラップ×3
従来のトリガー枠を犠牲にして獲得した軽量除去。
呪文である。呪文ではあるが、それを補って余りある除去性能を誇る。
今、正に大超次元時代。
とにかくどこでもいいから軽いコストで相手を除去したいのだ。どうしても。
そんな需要を極限まで満たしてくれるのがこのカード。
まずトリガーなのは、元のトリガー枠を削っているためありがたい効果。
そして相手の破壊された時の効果が利用されないマナ送りな点。
自分のクリーチャーを置くときにデスマーチを選ぶと2ブーストが出来る点。
どれをとっても超一流で、ネクラ対面はお守りに1~2枚抱えておくと幸運が訪れる。
4マナのため後半にギャラクシーを除去する時2連打しやすいのもいい所。
地味にジョン採用デッキに当たった時もジョンを除去してくれる。
新調した中で2番目に強かったカード。1番はお察しである。
ギガヴォル×4
説明不要のクリーチャー確定墓地肥し、マナ加速。
今回のデッキだと盤面にいる時も普通に進化元として扱う機会が増えた。
ネクラがひたすらお清めを連打してくれるので、アウトをあまり気にせずに乱発できるのも良い。
後述の2枚がいるので、ギガヴォルで墓地に落とすカードは極力Bロマデスドラなどの強力な進化クリーチャーにしておくと後半に文字通り最強になる。
ダチュラ×4
これも従来と何ら変わらない安心安全の確定枠。
グレイトフルデッドが出た後は除去札として使えないのが若干ムッとするが、それでも除去というだけで十分。
とにかく除去札の価値が爆上がりしているような気がする。
覚醒前ディアボロスは選べない。忘れていると痛い目を見る。(一敗)
Bロマ×3
元々生成が嫌で仕方なく3枚運用していた節があるが、今の環境だとむしろ3枚がちょうどいいような気もする。
Bロマが『絶対出したいカード』から『出せたら強いよね的なカード』に役割が変わり、Bロマでビートするというよりは進化獣と豊富な除去で粘り強くコントロール気味に動くのがトレンドか。
ただそれでも強いものは強い。
まずデスドラが苦しめられる不滅ギャラクシーをちょうど上から取れるパワーラインという点。
デスドラが殴り返された、と思ったら次のターンこいつを出して手札盤面全処理なんてことがざらにある。
邪眼の力こそ絶対なのだ。
デスドラ×4
ギャラクシーという致命的弱点を抱えながらもまだまだ現役、最強の全体除去。
このギャラクシーとかいう奴パワー0でも覚醒するの意味がわからない。潔くお亡くなりになってくれというのが正直な感想。
しかしながら速攻対面で立てば勝ち確なのは変わらずだし、かなりのピンチ状況もこれ一枚で割とどうにかしてくれるウルトラパワーカードである。
またマナのカードをメテオバーンで墓地に置けるのも強力で、序盤渋々マナに埋めた進化クリーチャーをグレイトフルデッドで回収できるように墓地に送ってくれる。
手札→マナ→墓地→手札
一種のサイクルが確立されていると言えるだろう。
スカルムーン×2
色々強い要素はあるが、なんといってもやはり下の5コスの部分だろう。
この一枚だけでいろんな仕事がこなせて、バルカディアスが流行っている今だとバルカディアスを道連れに場を空に出来ること請け合い。
とりあえず有利状況の時に立てておくだけで安寧が保証される。
先ほどのデスマーチとのシナジーだが、これは主にゲンジXXに対して有効なもの。
ゲンジのブロッカー破壊は強制効果なので、場にデスマーチがいると破壊したくなくても破壊しなければならないのだ。
仮にスカルムーンが隣にいても、である。
SAでデスマーチ貫通来たー!と思っている相手は、それに気づかず攻撃してくる事が多い。
ゲンジが逆に破壊され、スカルムーンのテキストを確認するまでがテンプレ。
このデッキが最強に近づけた所以となるカード。
コントロール対面で圧倒的な制圧力を誇り、相手がチマチマ撃ってきたジェニーダーツを無に帰すことができる。
サイキック召喚能力が破壊された時、ではなく離れた時である為ガードホールやナチュラルトラップの除去も有効。
覚醒後ギャラクシーで殴り返すとガンヴィートが出てきてギャラクシーが破壊される。
Sトリガーでとりあえず延命しようとグレイトフルデッドを選ぶと、出てくるのは選択不可ブロック不可の覚醒アンタッチャブル。
何をとっても最強である。
相手がコントロールなら、こいつを出して脳死で殴っているだけで勝てる。
そう言い切れるほどこのカードは圧倒的で、唯一無二、天下無双。
コントロール対面以外でもリソース回復手段として一定の活躍はしてくれるはずだ。
各種サイキック
重要なものだけ解説する。
主に覚醒後を使用する。
グレイトフルデッドで複数回殴っているなら、相手の盾が少なくなっている事は猿でも分かるだろう。
そんな状況でブロック不可、除去ほぼ不可のハイパーアタッカーが出てくると相手視点本当にどうしようもなくなるのだ。
除去手段が全体除去くらいしかなく、バルカディアスを出せたとしても残るのはバルカディアス一体のみで進化やクリーチャー除去の多いこのデッキからしてみると痛くも痒くもない。
何をしても止められず、次のターン生き残ったアンタッチャブルと召喚したデスドラで除去しつつ最後のシールドをブレイク。
ここでハンドなんかがめくれたとしても全く意味が無い。アンタッチャブルだから。
恐らく何も考慮することが無ければ脳死でこれを出して良い。
主にビート対面ピンチの時に使用する。
これがいるだけで除去されなければ2面ストップできる時点で採用確定である。
ガンヴィート
殴ってきたバルカディアスやギャラクシーをそのまま破壊できる強力なカード。
あまりにもコントロール相手に嚙み合っている為入れない理由が無い。
それ以外は割と好みの問題だと思われる。しいて言うならギャラクシーは入れた方がいいのかな…(持ってないので不明)
最後に各対面の戦い方を軽く書いて終わろうと思う。
ネクラコン
デスサークルやリーフストームを1〜2枚手札に抱えておき、いざという時に打てるようにする。
とにかくマナを貯める事を優先しよう。
MRCが一定数いる影響かお清めで山札を回復させてくれる。
ネクラ相手にはBロマはそれこそ出せたらいいな〜くらいの気持ちで臨むといいだろう。
マナが溜まったら相手の動きをよく見つつデスドラやスカルムーン、グレイトフルデッドを並べて殴りながら盤面を固めていこう。
スカルムーンはこの対面バルカディアスを無効にしてくれる為かなり強い。
グレイトフルデッドは言わずもがな。
Bロマは相手がお清めを撃つ余裕がなくなる程追い詰められた時にフィニッシャーとして出す運用法が多かった。
ラッカ超次元
多分一番負ける確率が高いデッキ。
ビートデッキなので速度が重視されるが、最速Bロマを狙おうにもエクストラホールで墓地を戻されながらヤヌスを着地させてくる。
マナを貯め、デスマーチでヤヌスを殴り返し、デスドラ着地まで粘り強く行こう。
デスドラが着地してもまだ油断ならない。
コルテオで止められて返しにゲンジ等も考えられるため、被害を軽く抑えるために一気にシールドを割ることはせず2枚ずつくらいのペースで殴っていきたい。
速攻
とにかくデスマーチを出すことに命を捧げる。
この対面はBロマやグレイトフルデッドがほとんど役に立たないのでデスドラ以外の進化はマナに置いて大丈夫。
ダークライフかボーン踊りを打ち、手札にデスマーチが無ければ進化設計図で探しに行こう。
デスマーチで耐久し、マナが貯まればデスドラ。この時点でほとんど勝ち確定なのでプレミしないように慎重にいこう。
MRC
10%、とは書いたもののそこまで当たらなかった…
MRC相手は多分Bロマ着地が強いだろう。
墓地を増やさずにハンデスが出来る。
そのくらいしか知識が無い。
ドロマーコン
ネクラと基本的には変わらないが、ルナアレグルでアウト対策をしてくる場合がある。
またネクラとは違いストロングスパイラルなどのバウンス除去を主としているので環境にこのデッキが増えてきた場合は超次元にキルを入れてみるのも面白い。
グレイトフルデッドが有効なのは変わらず。
揺れずに粘り強く。
ライゾウ
コントロールの影響で数を減らしたが、それでも楽に勝てるデッキとして一定の使用率。
この対面で対策することと言えばライゾウが着地しないターンはデスマーチ等で殴り続け、着地するターンになったらアタックをやめてサファイアに備えるくらい。
その対策もアブドーラフレイムドラゴンが出て仕舞えばおしまいなので、相手が下振れる事を祈ろう。
神社に通うと勝てる対面。
おあじ